今も昔も恋は歌のテーマとして大人気ですが、「恋歌」という言葉はどう読むのが正しい読み方で何を表しているのでしょうか。
今回は、「恋歌」の正しい読み方と意味について解説します。
「恋歌」の正しい読み方は「れんか」と「こいうた」どちら
「恋歌」の読み方を漢字の読みから推察すると「れんか」と「こいうた」になります。
「れんか」と「こいうた」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「恋歌」の正しい読み方は「れんか」と「こいうた」の両方です。
「恋」には「恋愛」【れんあい】「悲恋」【ひれん】など「れん」という読み方と、「恋人」【こいびと】「初恋」【はつこあ】など「こい」という読み方があります。
「歌」は「歌唱」【かしょう】「校歌」【こうか】など「か」と読むほか、「歌声」【うたごえ】「生歌」【なまうた】など「うた」とも読みます。
それぞれの読み方を合わせてできる「れんか」と「こいうた」はどちらも「恋歌」の正しい読み方です。
「恋歌」には他にも「こいか」という読み方があります。
「恋歌」の意味
「恋歌」とは、「恋を内容に取り上げている歌」を指す言葉です。
人が人をいとしく思う気持ちのことを「恋」といいます。
恋する気持ちに関する歌が「恋歌」ですが、一般的に「れんか」は恋する気持ちを詠んだ和歌を指し「こいうた」は恋をテーマにした歌詞の歌を指酢という違いで使い分けられています。
恋心に関する歌全てを指す言葉なので両思いも片思いも、成就した恋も悲恋も全て「恋歌」です。
「恋歌」の言葉の使い方や使われ方
・『万葉集にはたくさんの恋歌が含まれている』
・『恋歌は時代を超える』
・『恋歌を得意とする作詞家』
まとめ
「恋歌」は「れんか」と「こいうた」に加え「こいか」も正しい読み方です。
微妙なニュアンスの違いがあるので上手に使い分けてください。