この記事では、「悼む」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「悼む」の正しい読み方は「つつしむ」と「いたむ」どちら
「悼む」の正しい読みは、訓読みで、「いた」と読みます。
そして、音読みでは、「悼」は、「とう」と読むので「つつしむ」という読み自体は存在しません。
正しい読み方の結論
「悼む」の読みの結論は、訓読みで「悼む」が正しい読みです。
これを「つつしむ」とした場合、読み自体が不成立になり、「悼」という文字自体が「つつし」という読みをしないので不成立となります。
無論、音読みでも、「つつし」と読まないので、「いたむ」が正しいです。
「悼む」の意味
「悼む」は、亡くなった人物に対してのみ悲しみをあらわにして故人を惜しむという意味です。
よって生きている人物に対して、「悼む」という言葉を使用することは失礼にあたるうえ、あってはならない表現です。
なお、「悼む」は身近な人が亡くなり近くにいる人物が亡くなった故人に対して悲しみをあらわにすることなので、遠い親戚なんかが遠くにいる友人の死について悲しむことではありません。
遠くにいる人物が遠くの友人の死などを悲しむ場合、「偲ぶ」になるので注意です。
「悼む」の言葉の使い方や使われ方
・『故人の死を悼む』
・『友人の死を悼む』
まとめ
「悼む」は、「いたむ」と訓読みで読み上げる漢字になります。
そのうえで、音読みで読み上げると、「とう」と読むので、「つつしむ」という読みは存在しません。
そして、「悼む」の意味は、身近な人物が亡くなり、悲しむことにあり、遠くの親戚が亡くなり、悲しむことではありません。
「悼む」は、身近な家族とか、近くに住んでいる人で仲の良い人が亡くなり悲しむことなので、遠くの人の場合、「偲ぶ」という漢字を使用するので注意しましょう。