この記事では、「愚鈍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「愚鈍」の正しい読み方は「ぐじゅん」と「ぐどん」どちら
「愚鈍」の正しい読み方を検討するために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを説明します。
「愚」の漢字の音読みは「グ」で、訓読みは「おろ(か)」です。
また、「鈍」の漢字の音読みは「ドン」で、訓読みは「にぶ(い)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ぐどん」と読めることが分かります。
しかし「鈍」の漢字には、「じゅん」との読みがないことから、「ぐじゅん」と読むのは無理でああり、間違いだろうと考えられます。
さて、「愚鈍」の正しい読み方は「ぐじゅん」と「ぐどん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「愚鈍」の正しい読み方は「ぐどん」で、「ぐじゅん」と読むのは、先に漢字の個別の読みから推察した通り、明らかに間違いです。
この「ぐじゅん」と間違えて読まれる理由としては、音読みが「じゅん」である「純」の漢字と、「鈍」の漢字が似ていることから、取り違えられたからだろうと考えられます。
「愚鈍」の意味
「愚鈍」とは、「判断力や理解力がにぶいこと、また頭が悪くのろまなこと」を意味する言葉です。
ちなみに、「愚鈍」の対義語としては、「利発(りはつ)」や「鋭敏(えいびん)」が挙げられますが、「鋭敏」の「鋭」の漢字と、「鈍」の漢字も間違いやすいので、注意が必要です。
「愚鈍」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は仕事のミスが多く、何度教えられても間違えるため、周囲から愚鈍だと少々軽蔑されています』
・『彼女は少し愚鈍な所があるものの、非常に心優しく人間性の優れた女性です』
まとめ
「愚鈍」の正しい読み方は「ぐどん」で、「ぐじゅん」と読むのは、明らかに間違いです。
また、この「愚鈍」とは、「判断力や理解力がにぶいこと、また頭が悪くのろまなこと」を意味する言葉です。