深い感動やしみじみとした気持ちを味わう時に使う言葉としては「感慨」があります。
この記事では、「感慨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「感慨」の正しい読み方は「かんがい」と「かんたん」どちら
「感慨」の正しい読み方は「かんがい」であり、「かんたん」とは読みません。
この言葉に使われている「感」は音読みで「かん」と読みます。
「慨」は音読みで「がい」と読みます。
「慨」と似ている漢字には「概」がありますが、こちらは総合的なまとめとしての「概要」などに使われることで有名です。
正しい読み方の結論
「感慨」の正しい読み方は「かんがい」であり、「かんたん」は間違いです。
「感慨」の意味
「感慨」とは深い感動や心が揺さぶられる時に使う言葉です。
この言葉に使われている「慨」は元々なげくという意味やいきどおる様を表す言葉であり、比較的ネガティブな意味で使われます。
「慨世(がいせい)」は世の中の状態を心配したり怒りを感じる時に使う言葉です。
また「憤慨(ふんがい)」は大きな怒りを感じる時や腹を立てる時に使います。
「感慨」の場合は心が大きく揺さぶられる時やしみじみとした感情を抱く時に使うことが多く、ポジティブな意味として使われるのが特徴です。
「感慨」の言葉の使い方や使われ方
・『教え子の生徒がオリンピックで優勝したことを聞いてとても感慨深いものがあります』
・『昔から好きだったアーティストの美術展に行ってきましたが、色々な作品を堪能できて感慨にひたれました』
・『宇宙ステーションが完成して、その技術者は感慨無量になった』
まとめ
「感慨」とは深い感動や心が揺さぶられる時に使う言葉です。
しみじみとした感情になることも多く、「感慨深い」という言葉でよく使われます。