「慶弔費」は特定の用途に支払ったお金を指す言葉ですが、具体的にどのような用途のお金で何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「慶弔費」の正しい読み方と意味について解説します。
「慶弔費」の正しい読み方は「けいちょうひ」と「けいともひ」どちら
「慶弔費」という言葉の読み方として思い当たるのが「けいちょうひ」と「けいともひ」の2つです。
「けいちょうひ」と「けいともひ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「慶弔費」の正しい読み方は「けいちょうひ」です。
「慶」は「慶事」【けいじ】「嘉慶」【かけい】など「けい」と読み、「弔」には「弔意」【ちょうい】「弔問」【ちょうもん】など「ちょう」という読み方があります。
「費」は「費用」【ひよう】「歳費」【さいひ】など「ひ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「けいちょうひ」が「慶弔費」の正しい読み方です。
「弔」には「ちょう」以外に「弔う」【とむらう】という読み方がありますが「とも」とは読まないので「けいともひ」と読むのは間違いです。
「慶弔費」の意味
「慶弔費」とは、「冠婚葬祭に関する付き合いのための費用」を意味する言葉です。
「慶弔費」の「慶」は結婚や出産などの祝い事を「弔」は葬儀や法事などの悔み事を意味します。
結婚式や葬式をはじめとした冠婚葬祭に出席したり贈り物を贈ったりするために使う費用が「慶弔費」です。
人付き合いのための費用なので自分が行う結婚式や葬儀の費用を「慶弔費」とは表現しません。
「慶弔費」の言葉の使い方や使われ方
・『友達が次々に結婚したので慶弔費がかさんだ』
・『慶弔費を予算に計上しておく』
・『付き合いが広い人ほど慶弔費の額も大きくなる』
まとめ
「慶弔費」の正しい読み方は「けいちょうひ」で「けいともひ」は間違いです。
企業の予算だけではなく個人の支出に対しても使う言葉なので覚えておきましょう。