この記事では、「憲法」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「憲法」の正しい読み方は「けんぽう」と「けんほう」どちら
「憲法」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「憲」の漢字の音読みは「ケン」で、訓読みは「のり」です。
また「法」の漢字の音読みは「ホウ・ハッ」で、訓読みは「のり・のっと(る)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「けんほう」と読めることが分かります。
一方、「法」の漢字の読みには「ぽう」のと読みがなく、「けんぽう」と読むことは出来ないように思えます。
しかし、国語だけでなく社会科でも、この漢字の読み方は「けんぽう」だと教わって来ました。
さて、一体これはどういうことなのか、また「憲法」の正しい読み方は「けんぽう」と「けんほう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「憲法」の正しい読み方は「けんぽう」で、「けんほう」と読むのは間違いです。
音読みを重ねた読みでは「けんほう」ですが、これが発音を容易にするための音変化である半濁音化により「けんぽう」との読み方に変化したのです。
この半濁音化とは、ハ行の子音がp音になることを指し、ここでは「ほ(ho)」が「ぽ(po)」に変化したのです。
これが、「憲法」を「けんほう」ではなく、「けんぽう」と読む理由なのです。
「憲法」の意味
「憲法」とは「国家の統治権などに関する根本原則を定めた基礎法のこと」を意味します。
「憲法」の言葉の使い方や使われ方
・『憲法は最高の基本法であり、これに反する法律を制定することはできません』
・『日本国憲法は進駐軍により作成されたもので、昔から自主憲法の策定議論が続いています』
まとめ
「憲法」の正しい読み方は「けんぽう」で、「けんほう」と読むのは間違いです。
また、この「憲法」とは「国家の統治権などに関する根本原則を定めた基礎法のこと」を意味します。