この記事では、「我儘」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「我儘」の正しい読み方は「わがまま」と「わがふた」どちら
「我儘」の読み方は「わがまま」で、熟字訓になります。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、一つの意味をあてはめて、普段使わない読み方をする文法です。
「我」の訓読みは「われ・わ」、「儘」の訓読みは「まま」になります。
本来訓読みだと「われまま」「わまま」ですが、「わがまま」と読むので熟字訓扱いになるのです。
因みに、「我が儘」と送り仮名を入れる場合は訓読みになります。
なお、「ふた」は「蓋」と書き、全く違う字になります。
正しい読み方の結論
「我儘」は「わがまま」と読みます。
「わがふた」とは読みません。
「我儘」の意味
「我儘」の意味は以下の通りです。
1つ目は「他人の迷惑を顧みず、自分勝手にふるまうこと」という意味で、人のことを考えない非常識な言動のことです。
2つ目は「自由気ままにふるまうこと」という意味で、特に人に迷惑をかけない範囲で、自分の思い通りにすることです。
「わがまま」は、代名詞「わ(我)」+助詞「が」+名詞「まま(儘)」で成り立っていて「私の思い通り」という意味です。
ここから変化して「自分勝手」「自由気まま」という意味で使われています。
「我儘」の言葉の使い方や使われ方
「我儘」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『子供が、おもちゃが欲しいと我儘(わがまま)を言う』
・『彼女の我儘(わがまま)に散々振り回される』
・『ファッションに関しては我儘(わがまま)になる』
まとめ
今回は「我儘」の読み方について紹介しました。
「我儘」は「わがまま」と読みます。
「わがふた」は誤りですので、正しく使える様に覚えておきましょう。