「戯曲」はお芝居や演劇に関連する話題で使われている言葉ですが、どう読むのが正しく何を意味しているのでしょうか。
今回は、「戯曲」の正しい読み方と意味について解説します。
「戯曲」の正しい読み方は「ぎきょく」と「わんきょく」どちら
「戯曲」という言葉の読み方を考えてみると「ぎきょく」と「わんきょく」の2つが浮かびます。
「ぎきょく」と「わんきょく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「戯曲」の正しい読み方は「ぎきょく」です。
「戯」は「戯画」【ぎが】「遊戯」【ゆうぎ】など「ぎ」と読み、「曲」は「曲芸」【きょくげい】「歌曲」【かきょく】など「きょく」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「ぎきょく」が「戯曲」の正しい読み方です。
「戯」「わん」の読み方はないので「わんきょく」は誤りです。
「わんきょく」と読む言葉としては「湾曲」がありますが、「戯曲」とは全く意味が異なる別の言葉です。
「戯曲」の意味
「戯曲」とは、「舞台で上演するために書かれた作品」を意味する言葉です。
舞台演劇の作品を指す言葉で「シナリオ」や「脚本」と同じような意味で使われますが、舞台演劇の作品のみを表し映画やテレビドラマなどは含みません。
一般的には台詞やト書きなどの脚本部分に加えて演出の指示につながる情景描写や舞台の設定など独立した作品としてある程度の形を成している、舞台演劇の大元にあたる文学作品を指す言葉です。
「戯曲」の言葉の使い方や使われ方
・『新しい戯曲を上演する』
・『初めて戯曲を執筆する』
・『海外の戯曲を翻訳する』
まとめ
「戯曲」の正しい読み方は「ぎきょく」で「わんきょく」とは読みません。
曲という字が使われていますが音楽的な要素は含まないので注意してください。