この記事では、「手懐ける」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「手懐ける」の正しい読み方は「てなずける」と「てなづける」どちら
「手懐ける」の「手」は、音読みで「シュ」、「ズ」、訓読みで「て」、「た」と読みます。
また「懐」は、音読みで「カイ」、訓読みで「なつ(く)」、「なつ(かしい)」、「ふところ」などとなります。
「手」、「懐」のどちらも訓読みで読むと、「てなづける」と読めます。
一方、「懐」の訓読みは「なつ」なので、「なず」とは読めなさそうですが、「手懐ける」は「てなずける」と読むことができます。
正しい読み方の結論
「手懐ける」は「てなずける」と「てなづける」のどちらでも読むことができます。
ただし、「てなづける」も許容されていますが、「てなずける」の読み方が一般的に使われています。
「ず」は現代仮名遣いの基本となっていて、「づ」は歴史的仮名遣いになります。
さらに、それぞれの語の組み合わせによって、「ず」と「づ」の使われ方が異なります。
「手懐ける」の意味
「手懐ける」とは、動物などを自分に懐くようにすることを言います。
あるいは、うまい手段を使って、相手を味方に引き入れたり、手下にすることを表しています。
「手懐ける」の「手」は、「て」、「自分の手で」、「やり方」などを意味しています。
また「懐」は、「いだく」、「なつく」、「なつける」などを表しています。
「手懐ける」は漢字の意味から見ると、「自分の手で懐ける」と言うような意味合いになります。
「手懐ける」の言葉の使い方や使われ方
・『犬を手懐ける方法をネットで調べる』
・『鳥を手懐けるやり方を教えてもらう』
・『部活の後輩を手懐ける』
まとめ
「手懐ける」と似た意味を持つ語としては、「懐柔(かいじゅう)する」、「籠絡(ろうらく)する」、「丸め込む」などが挙げられます。
「手懐ける」は「てなずける」と「てなづける」のどちらでも読めますが、「てなずける」が一般的で、「てなづける」も許容されているということを覚えておくと良いでしょう。