この記事では、「手繰る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「手繰る」の正しい読み方は「てさぐる」と「たぐる」どちら
「手繰る」の読み方として推測できるものに、「てさぐる」と「たぐる」があります。
「てさぐる」と「たぐる」の二つの読み方のうち、「手繰る」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「手繰る」の正しい読み方の結論は、「たぐる」が正しい読み方になります。
「手繰る」の言葉で使っている「手」の一般的な訓読みは「て」ですが、「手繰る」では「て」ではなく音便化した「た」という読み方になります。
「手繰る」の「繰」の漢字は「操」に似ていますが、訓読みは「くる」です。
そのため、「手繰る」を「てさぐる」と読むのは誤読です。
「てさぐる」と読むことができる漢字表記は「手探る」になります。
「手繰る」の意味
「手繰る」の意味は、「左右の手を交代で使って、長い糸・ひもなどを自分の近くへと引き寄せること」を意味しています。
「手繰る」のもう一つの意味として、「話の筋道を振り返りながら、順番に個別の話を引き出すこと」も挙げられます。
「手繰る」には、「過去の記憶を順番に振り返って、一つ一つの記憶を引き出すこと」といった意味合いもあります。
「手繰る」の言葉の使い方や使われ方
「手繰る」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『祖母は80代になった今でも、太い糸や細い糸を力強く手繰りながら織物をしています』
・『あまり親しくないその相手と楽しく共有できそうな会話のネタを必死で手繰っていました』
・『記憶の糸をいくら手繰ってみても、私が彼女から恨まれる理由に覚えがありませんでした』
まとめ
この記事では、「手繰る」の正しい読み方「たぐる」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?「手繰る」の読み方・意味・使い方を知りたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。