この記事では、「抄録」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「抄録」の正しい読み方は「しょうろく」と「さろく」どちら
「抄」という漢字は訓読みでは「抄(うつ)す」や「抄(す)く」、「抄(すく)う」や「抄(かすめ)る」と読み、音読みでは「しょう」や「そう」と読みます。
そして、「録」という漢字は訓読みでは「録(しる)す」と読み、音読みでは「ろく」や「りょく」と読みます。
「抄録」の場合、「抄」と「録」それぞれに音読みを当てるのですが、「抄」に「さ」と読む用法はないため、「しょうろく」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「抄録」の正しい読み方は「しょうろく」になります。
「抄録」の意味
「抄録」とは、「原文から必要な部分だけを抜き取って書き記すこと」を意味する言葉です。
「抄録」の類義語としては、「抜(ぬ)き書(が)き」や「抜粋(ばっすい)」、「概要(がいよう)」や「抄出(しょうしゅつ)」、「あらまし」や「アウトライン」などがあります。
「抄」という漢字そのものにも「抜き書き」という意味が含まれているほか、「紙をすく」や「注釈をつける」、「さじですくいとる」や「かすめる」などの意味が含まれています。
「抄録」の言葉の使い方や使われ方
・『この書籍は史料のうちの重要な部分を抄録して簡潔にまとめているのが特徴である』
・『この著作は専門家によって抄録がされているため、とても読みやすかった』
・『要人のスピーチ内容を抄録して、SNSで発信しようと思っている』
まとめ
・「抄録」の正しい読み方は「しょうろく」になります。
・「抄録」とは、「原文から必要な部分だけを抜き取って書き記すこと」を意味する言葉です。