この記事では、「抗えない」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「抗えない」の正しい読み方
「抗えない」の正しい読み方は「あらがえない」です。
「あらが・えない」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「抗えない」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「抗えない」は「あらそえない」「あがなえない」などと間違って読まれることがあります。
「抗えない」について説明
「抗えない」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「反発する相手に逆らえない」という意味です。
2つ目は「相手に負けじと言い返せない」という意味です。
「賭け事で人と張り合えない」という意味です。
「抗えない」は動詞「抗う」の可能形「抗える」の否定形で、「抗う」は「逆らう」「言い争う」「張り合う」という意味です。
似た意味の言葉に「歯向かえない(はむかえない)」があり、「目上の人の指示や命令に逆らえない」という意味です。
「抗えない」は「反発する対手に逆らえないこと」、「歯向かえない」は「目上の人に逆らえないこと」という意味の違いがあります。
「抗えない」の言葉の由来
「抗えない」の「抗」という漢字は、「5本指の手」「のどぼとけ」の象形で、「のどぼとか=盛り上がる」という意味から、「手を高く上げる」「拒む」「逆らう」という意味で使われる様になりました。
「あらがう」という読みかたは古語「あらがふ」が由来で、「言い争う」「否定する」「張り合う」という意味です。
まとめ
今回は「抗えない」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。