「折敷」とは、具体的に何を指し何と読む言葉なのでしょうか。
今回は、「折敷」の正しい読み方と意味について解説します。
「折敷」の正しい読み方は「おしき」と「おりしき」どちら
「折敷」という言葉の読み方として考えられるのか「おしき」と「おりしき」の2つです。
「おしき」と「おりしき」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「折敷」の正しい読み方は「おしき」と「おりしき」の両方です。
「折」には「お」という読み方のほか、「折目」【おりめ】「縦折」【たており】など「おり」という読み方があります。
「敷」は「敷布」【しきふ】「屋敷」【やしき】など「しき」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「おしき」と「おりしき」が「折敷」の正しい読み方です。
「折敷」の意味
「折敷」を「おしき」と読む場合の意味は「食器を置く箱盆の一種」です食事の際にお椀や皿などの食器を乗せておく板状の台で、主に懐石料理などで用いられます。
形状としては盆に似ていますが食器を運ぶ時に使うものを指すのに対し、「折敷」は食事の時に食器の下に敷くものを差すという違いがあります。
「おりしき」と読む場合の意味は「左膝を立て右膝は曲げて腰を下ろす姿勢」です。
軍隊で使われる専門用語であり一般的にほとんど使われません。
「折敷」の言葉の使い方や使われ方
・『趣味の良い折敷でテーブルコーディネートが華やかになった』
・『季節に合わせて使う折敷を変えている』
・『折敷の姿勢で一時的に待機する』
まとめ
「折敷」は「おしき」と「おりしき」の両方とも正しい読み方ですが、一般的には食事の時に使う敷板の意味で使われることがほとんどで姿勢を表す軍隊用語として使うのはごく一部に限られます。
どちらも正しい読み方なので両方の読み方と意味を覚えておきましょう。