この記事では、「抱く」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「抱く」の正しい読み方は「だく」と「いだく」どちら
「抱」という漢字は訓読みでは「抱(だ)く」や「抱(いだ)く」、「抱(かか)える」と読み、音読みでは「ほう」と読みます。
したがって、「抱く」は「だく」とも「いだく」とも読むことができ、どちらの読み方で用いるかによって指し示す意味が変化します。
正しい読み方の結論
「抱く」は「だく」と「いだく」の2つの読み方があり、それぞれ異なる意味を指し示します。
「抱く」の意味
まず「抱(だ)く」として用いる場合には以下の意味になります。
・「腕を回して、しっかりとかかえるように持つこと」
・「卵を孵化させるために、鳥が卵の上にしゃがみ込むこと」
・「男女が寝床を共にすること」
・「人を巻き添えにすること」
など。
そして、「抱(いだ)く」として用いる場合には以下の意味になります。
・「腕で抱えて持つこと」
・「抱えるように包み込むこと」
・「ある感情や考えを持つこと」
・「しっかり守ること」や「擁護すること」
「抱く」の言葉の使い方や使われ方
・(だくとして用いる場合)『母親は小さな子供をしっかりと抱いていた』
・(だくとして用いる場合)『巣を覗いてみると、親鳥が大事そうに卵を抱いていた』
・(いだくとして用いる場合)『猛暑の中、冷たい海に抱かれるのはとても心地が良い』
・(いだくとして用いる場合)『大人たちの言うことに、彼は子供ながらに疑問を抱いた』
まとめ
・「抱く」は「だく」と「いだく」の2つの読み方があり、それぞれ異なる意味を指し示します。
・「抱(だ)く」として用いる場合は「腕を回して、しっかりとかかえるように持つこと」や「卵を孵化させるために、鳥が卵の上にしゃがみ込むこと」などの意味を持ちます。
・「抱(いだ)く」として用いる場合は「抱えるように包み込むこと」や「ある感情や考えを持つこと」などの意味を持ちます。