この記事では、「控訴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「控訴」の正しい読み方
「控訴」の正しい読み方は「こうそ」です。
「こう・そ」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「控訴」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「控訴」は「くうそ」「くうきん」などと間違って読まれることがあります。
「控訴」について説明
「控訴」とは、「裁判制度において、第一審(地方裁判所)が出した判決を不服として、高等裁判所に申し立てること」という意味です。
当事者が上級裁判所に申し立てることで、更なる審議を受けられます。
日本においては「三審制」が採用されており、高等裁判所の判決を不服とした場合、もう一度だけ最高裁判所に申し立てができ、これを「上告(じょうこく)」と言います。
「三審制」により、審議を慎重に行い、国民の権利を守る効果があります。
似た意味の言葉に「提訴(ていそ)」があり、こちらは「訴えを起こして裁判を受ける申し立てをすること」という意味で、裁判になる前の段階を表す言葉です。
「控訴」の言葉の由来
「控訴」は漢字の意味から成り立つ語です。
「控」は「ひか(える)」とも読み「引きとめる」「おさえる」「差し引く」「告げる」という意味、「訴」は「うった(える)」とも読み「裁きを求めるため上に申し出る」「不満・苦痛などを告げ知らせる」という意味、「控訴」で「裁きを求める為に、上に告げ出ること」になります。
まとめ
今回は「控訴」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。