この記事では、「措置」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「措置」の正しい読み方は「しょち」と「そち」どちら
「措置」の「措」という字は訓読みでは「措(お)く」や「措(はか)らう」、音読みでは「そ」と読みますが、「しょ」と読む用法はありません。
したがって、「措置」は「そち」と読むのが正しいです。
ちなみに、「しょち」と読む熟語には「処置(しょち)」があり、「措置」とは同義語の関係に当たります。
正しい読み方の結論
「措置」は正しくは「そち」と読みます。
「措置」の意味
「措置」とは、「臨機応変に必要な手続きをとること」や「取り計らって始末をつけること」、「安んじていること」や「物事に構わず、そのまま放っておくこと」を意味する言葉です。
「措」という字には「振る舞い」や「振る舞う」という意味のほか、「据え置く」や「取り計らう」、「おく」という意味が含まれています。
そして、「置」は「置(お)く」とも書くように、「据える」や「備える」、「始末する」、「やめる」や「捨て置く」という意味が含まれる漢字です。
上で述べたように、「措置」には必要な対応を取るという意味と、甘んじたり、そのまま放っておくという相反する意味が含まれた言葉なので、文脈に合わせて意味をしっかり使い分ける必要があります。
「措置」の言葉の使い方や使われ方
・『災害に備えて、国には万全の措置を講じる義務がある』
・『生活困窮者に対する非常措置として、政府は給付金の配布を決定した』
まとめ
・「措置」は正しくは「そち」と読みます。
・「措置」とは、「臨機応変に必要な手続きをとること」や「取り計らって始末をつけること」、「安んじていること」や「物事に構わず、そのまま放っておくこと」を意味する言葉です。