ガソリンにかかる税金の正式名称は「揮発油税」といいます。
この「揮発」という言葉にはどのような意味があり何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「揮発」の正しい読み方と意味について解説します。
「揮発」の正しい読み方は「きはつ」と「しはつ」どちら
「揮発」という言葉の読み方としては「きはつ」と「しはつ」の2つが考えられます。
「きはつ」と「しはつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「揮発」の正しい読み方は「きはつ」です。
「揮」は「揮毫」【きごう】「発揮」【はっき】など「き」と読み、「発」は「発売」【発売】「後発」【こうはつ】など「はつ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「きはつ」が「揮発」の正しい読み方です。
「揮」に「し」という読み方はなく「しはつ」は間違った読み方です。
「しはつ」は「指揮」【しき】という言葉が頭にあり「指」と「揮」の読み方を取り違えたことによって起きた誤読だと考えられます。
「揮発」の意味
「揮発」とは、「常温で液体から気体へと気化すること」を意味する言葉です。
液体から気体への変化を「気化」といいます。
水は100°cに達し沸騰することで気化が始まりますが、ガソリンなど一部の液体は常温でも気化が起こります。
そのような常温の環境で起きる液体の気化を指す言葉が「揮発」です。
ガソリンスタンドが火気厳禁なのは揮発して気体になったガソリンに引火する可能性があるからです。
「揮発」の言葉の使い方や使われ方
・『揮発したガソリンにタバコの火が引火した』
・『ベンジンは揮発するので必ず容器の蓋を閉めておく』
・『揮発する液体の取り扱いは注意が必要だ』
まとめ
「揮発」の正しい読み方は「きはつ」で「しはつ」は間違いです。
ガソリンの取り扱いに関わる言葉なので正しい意味と読み方を知っておきましょう。