「改竄」は文書に関する不正行為を伝えるニュースでよく耳にする言葉ですが、どう読むのが正しくどんな行為を刺しているのでしょうか。
今回は、「改竄」の正しい読み方と意味について解説します。
「改竄」の正しい読み方は「かいざん」と「かいきゅう」どちら
「改竄」という漢字を見てみると読み方として「かいざん」と「かいきゅう」の2つが考えられます。
「かいざん」と「かいきゅう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「改竄」の正しい読み方は「かいざん」です。
「改」には「改造」【かいぞう】「更改」【更改】など「かい」と読みます。
「竄」は「竄入」【ざんにゅう】「流竄」【るざん】など「ざん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「かいざん」が「改竄」の正しい読み方です。
「竄」を「きゅう」とは読みません。
「かいきゅう」は「竄」を「鼠」【きゅう】と勘違いことによる読み間違いです。
「改竄」の意味
「改竄」とは、「文字や文を書き換えること」を意味する言葉です。
手紙や書類などに書かれている内容を書き換えることを意味する言葉で、本来行われるべきではない書き換え行為を指します。
一般的には文書の偽造や偽装などの不正行為の意味で使われることが多いのですが「改竄」という言葉自体に悪意は含まれていません。
悪事であることを自覚して行われる故意の書き換えも悪気なく行われる書き替えも、正式な手続きで行われていなければ全て「改竄」です。
「改竄」の言葉の使い方や使われ方
・『文書の改竄が発覚する』
・『どこが改竄されたのか全くわからない』
・『経理帳簿を改竄する』
まとめ
「改竄」は「かいざん」と読むのが正しく「かいきゅう」ではありません。
ニュースでよく使われる言葉なので正しい意味と読み方を覚えておきましょう。