この記事では、「敦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「敦」の正しい読み方は「トン」と「あつい」
「敦」の漢字の正しい読み方は、音読みで「トン」、訓読みで「あつい」になります。
「敦」が人名用漢字として使用されるときには、「あつし」の読み方が多いです。
「敦」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「敦」は漢字一文字だけであるため、その読み方をあらかじめ知っている人の場合には、間違った読み方をしてしまう可能性はあまりないでしょう。
ただし、「敦」という漢字は「淳」に見た目が似ているため、「トン」ではなく「ジュン」と間違った音読みの読み方をしてしまうことが考えられます。
「敦」を使った熟語
「敦」という漢字を使った熟語とその意味を分かりやすく紹介していきます。
「敦厚」
「敦厚」の正しい読み方は、「とんこう」になります。
「敦厚」という熟語は、「他者に対する人情・思いやりが深くて誠実な人柄であること」を意味しています。
「敦厚」の類語として、誠実な素朴さや真面目さを強調した意味を持つ「敦朴」(とんぼく)もあります。
「敦盛」
「敦盛」の正しい読み方は、「あつもり」になります。
「敦盛」という言葉は、「平敦盛(たいらのあつもり)およびその歴史的事績に由来する幸若舞(こうわかまい)の楽曲・世阿弥作の謡曲」を意味しています。
平敦盛は熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれました。
「敦賀」
「敦賀」の正しい読み方は、「つるが」になります。
「敦賀」を「つるが」と読むのは地名の特殊な読み方になります。
「敦賀」というのは、「酒井氏の城下町として栄えた福井県中東部にある敦賀湾に面した港町。
気比神宮(けひじんぐう)で有名な福井県の市」を指しています。
まとめ
この記事では、「敦」の正しい読み方が「トン・あつい」であることを示しました。
「敦」の間違いやすい読み方や「敦」を使った熟語の意味についても解説していますので参考にしてみてください。