この記事では、「文章」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「文章」の正しい読み方
「文章」の正しい読み方は「ぶんしょう・もんじょう・もんぞう」です。
「ぶんしょう・もんじょう」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「章」の音読みは「しょう」ですが、「じょう」と読むのは連濁(れんだく)です。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
「もんぞう」は慣用読みになります。
慣用読みとは、誤読や音変化などにより、本来とは異なる読み方が広く用いられ、定着した読み方のことです。
「文章」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「文章」は「ふみしょう」「ぶんしょ」などと間違って読まれることがあります。
「文章」について説明
「文章」の意味は以下の通りです。
「ぶんしょう」と読む場合、「文字を連ねて、あとまった主張や感情を表現したもの」「文法用語で、文よりも大きく、まとまった単位」という意味です。
「もんじょう・もんぞう」と読む場合、「文章」と同じ意味の他に「中国の詩文および歴史を学ぶ学科」という意味がありますが、こちらの読み方は日常で使われることはまずありません。
似た意味の言葉に「文面(ぶんめん)」があり、「特に手紙で、その表現が直接示している事柄や意図」という意味です。
「文章」は「文字を連ねて意味を持たせたもの」、「文面」は「文字を連ねて表現している内容」という意味の違いがあります。
「文章」の言葉の由来
「文章」は漢字の意味から成り立つ語です。
「文」は「ふみ」とも読み「文字」「言葉をつづったもの」という意味、「章」は「文字でつづった文」「文や音楽のひと区切り」という意味、「文章」で「文字を綴ったもののひと区切り」になります。
まとめ
今回は「文章」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。