罪や罰の追及に関連する表現として「断罪」という言葉があります。
この言葉は何が正しい読み方でどういった意味を持つのでしょうか。
今回は、「断罪」の正しい読み方と意味について解説します。
「断罪」の正しい読み方は「たつざい」と「だんざい」どちら
「断罪」という言葉の読み方として思い浮かぶのが「たつざい」と「だんざい」の2つです。
「たつざい」と「だんざい」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「断罪」の正しい読み方は「だんざい」です。
「断」には「断つ」【たつ】「断る」【ことわる】などの訓読み以外に、「断言」【だんげん】「判断」【はんだん】など「だん」という音読みがあります。
「罪」は「罪人」【ざいにん】「重罪」【じゅうざい】など「ざい」と読みます。
漢字の読み方を音読みで組み合わせた「だんざい」が「断罪」の正しい読み方で「たつざい」とは読みません。
「断罪」の意味
「断罪」とは、「罪を裁くこと」を意味する言葉です。
「断罪」の「断」には物事をはっきりさせるという意味があります。
証拠や証言などをもとに罪の事実をはっきりさせるのが「断罪」であり、裁判などで罪に対し判決を下す意味のほか投獄やむち打ちなど直接的な刑罰を執行するという意味でも使われます。
一般的にはただ罪を裁くだけではなく罪人を逃さないよう手を抜かず厳しく追及する、という徹底的に裁くニュアンスで使われる言葉です。
「断罪」の言葉の使い方や使われ方
・『犯人を断罪する』
・『過去の罪もまとめて断罪する』
・『事件に関わっていた全員が断罪された』
まとめ
「断罪」は「たつざい」ではなく「だんざい」が正解です。
裁判関連のニュースなどで使われる言葉なので覚えておきましょう。