日常生活ではあまり見かけない「新梢」という熟語ですが、正しくはどのように読むのでしょうか。
この記事では、「新梢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「新梢」の正しい読み方は「しんしょう」
「新梢」は「しんしょう」と読むのが正しい言葉です。
「新」の字を「しん」と読み、「梢」を「しょう」と読みます。
双方の漢字の音読みを当てています。
「新梢」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「新梢」の間違いやすい読み方は「しんこずえ」といえます。
「梢」は訓読みで「こずえ」と読み、名前にも使用されていることから「新梢」の正しい読み方を知らない場合は「しんこずえ」と誤読してしまう可能性があります。
また、「新」は「にい」と読むケースもありますが、「新梢」については「にいしょう」などとは読まないので気をつけましょう。
「新梢」について説明
「新梢」は「新しい」を表す「新」と、「枝の先端」「ものの端」を示す「梢」から成る熟語で、「新しく伸びた枝」を意味します。
主に「その年に伸びた枝」に対して使用され、「一年枝」や「当年枝」と呼ばれることもあります。
また、頂芽から生じた「新梢」のことを「頂生枝」、側芽から発生した「新梢」を「側枝」とも呼びます。
「新梢」は樹勢のバロメーターともいえ、「新梢」がどのように伸びるかによって樹木が生長する力が分かるといわれています。
なお、果樹栽培の分野では、果実の収穫量を確保するために「新梢」を管理することが重要とされています。
「新梢」を全て成長させるのではなく、必要に応じて剪定したり残したりすることによって果樹全体の成長や実入りのバランスをコントロールでき、果実の品質向上にも役立ちます。
まとめ
「新梢」の正しい読み方は「しんしょう」になります。
「しんこずえ」や「にいしょう」など読み間違えないよう注意することが必要です。
「新梢」が「新しく伸びた枝」を意味することや、状況に応じて管理する必要があることについても覚えておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を学習する参考にしてください。