この記事では、「既存」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「既存」の正しい読み方は「きそん」と「きぞん」どちら
「既存」の読み方を考えるために、最初に熟語を構成する漢字の個別の読み方を説明します。
「既」の漢字の音読みは「キ」で、訓読みは「すで(に)」です。
また「存」の漢字の音読みは「ソン・ゾン」で。
訓読みは「あ(る)」です。
ここから、音読み+音読みで繋げると、「きそん」とも読めますが、「きぞん」とも読めるとも言えます。
しかし、ここからいずれの読みが正しいかは判断できませんが、さて「既存」の読みはいずれが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論的には、「既存」の読みとしては、「きそん」と「きぞん」のどちらも正しいと言えます。
もともと、この「既存」の正しい読みは「きそん」でした。
しかし次第に「きぞん」と読む人が増え、その読み方を間違いではないと追認した慣用読みです。
そして、現在では「きそん」と読む人よりも「きぞん」と読むことの方が増えているのが実態です。
「既存」の意味
「既存」とは「以前から存在すること」を意味する言葉です。
これは先に漢字の読みで示した訓読みが、「既」は「すでに」で、「存」は「あ(る)」なので、それを繋ぐと「すでにあること」となるのです。
「既存」の言葉の使い方や使われ方
・『既存の事業だけでは発展が望めないので、新規事業を真剣に考えています』
・『オリンピックでは既存の施設を有効活用し、費用の削減を行うことが議論されています』
・『既存のエクセルファイルに上書きする形で作成時間の短縮を図った』
まとめ
「既存」の読みとしては、「きそん」と「きぞん」のどちらも正しいと言えます。
また、この「既存」とは「以前から存在すること」を意味する言葉です。