「昨今」の読み方と意味とは?「さっきん」と「さっこん」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「昨今」の読み方と意味とは? 読み方

最近の話題を取り上げるときなどに「昨今」という言葉が使われますが、何を意味する言葉でどう読めばいいのでしょうか。

今回は、「昨今」の正しい読み方と意味について解説します。

「昨今」の正しい読み方は「さっきん」と「さっこん」どちら

「昨今」という言葉の読み方として「さっきん」「さっこん」が考えられます。

「さっきん」「さっこん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。

正しい読み方の結論

「昨今」の正しい読み方は「さっこん」です。

「昨」には「昨年」【さくねん】「昨日」【さくじつ】など「さく」という読み方があり、特定の漢字と結びついて熟語になるときに発音しやすいよう「さっ」に音が変化します。

「今」「今文」【きんぶん】「古今和歌集」【こきんわかしゅう】など「きん」と読むほか、「今日」【こんにち】「今生」【こんじょう】など「こん」とも読みます。

漢字の読み方を組み合わせてできる「さっきん」「さっこん」のうち「昨今」の正しい読み方は「さっこん」で、「さっきん」と読むのは間違いです。

「昨今」の意味

「昨今」とは、「ちかごろ」を意味する言葉です。

現在を中心としたごく近い時間を表す言葉で、「今どき」「このごろ」などと同じような意味合いで使います。

具体的な範囲は決まっておらず使う場面によって時間感覚が異なります。

移り変わりの早い物事では現在を含む数週間から数カ月程度を指しますが、歴史に関係するような長いスパンの物事の場合だと数年から数十年前でも「昨今」です。

「昨今」の言葉の使い方や使われ方

・『昨今は楽してもうけるのが正しいという風潮が蔓延している』
・『昨今のチェーン店は安くて味も良い』
・『昨今のビジネスはコンプライアンスでがんじがらめになっている』

まとめ

「昨今」「さっきん」とは読まず「さっこん」と読みます。

日常会話でも使う言葉なので覚えておきましょう。

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