この記事では、「時鳥」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「時鳥」の正しい読み方は「じちょう」と「ホトトギス」どちら
「時鳥」は「ホトトギス」と読み、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「時鳥」という漢字全体に「ホトトギス」という読み方があてはめられているので、どの漢字にどの読み方が割り振られているわけではありません。
「時」の音読みは「じ」、「鳥」の音読みは「ちょう」ですが、「じちょう」とは読みません。
正しい読み方の結論
「時鳥」の正しい読み方は「ホトトギス」で、「じちょう」とは読みません。
「時鳥」の意味
「時鳥」は、「子規・杜鵑・不如帰・郭公」とも書き、「カッコウ科の鳥」のことです。
初夏に日本にやってくる渡り鳥で、和歌の季語としても使われています。
「ホトトギス」の由来は、泣き声が「ホトホト」と聞こえるからで、「ス」は「カラス・ウグイス」など鳥類を表す接尾語です。
しかし最近では「てっぺんかけたか」「ほんぞんかけたか」「とっきょきょかきょく(特許許可局)」などの鳴き声が使われることが多くなっています。
「時鳥」という漢字は、毎年同じ時期に渡ってくるので、「田植えの時期の到来を告げる鳥」という意味であてはめられました。
「時鳥」の言葉の使い方や使われ方
「時鳥」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。ななかぬ』
・『鳴かぬなら、鳴くまで待とう時鳥』
・『山で時鳥の鳴き声が聞こえる』
・『時鳥の鳴き声には数多くの表現がある』
まとめ
今回は「時鳥」の読み方について紹介しました。
「時鳥」の正しい読み方は「ホトトギス」で、「じちょう」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。