この記事では、「木彫」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「木彫」の正しい読み方は「きぼり」と「もくちょう」どちら
「木彫」の正しい読み方を考えるために、この熟語に使われている漢字の個別の読みを、最初に説明します。
「木」の漢字の音読みは「ボク・モク」で、訓読みは「き・こ」です。
また、「彫」の漢字の音読みは「チョウ」で、訓読みは「ほ(る)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「木彫」は「もくちょう」と読めます。
また、訓読み+訓読みで、「きぼり」と読めそうにも思えますが、「彫」は訓読みでは「ほ(る)」であり、「ほり」ではありません。
従って、本当に「きぼり」と読めるのかには疑問が残ります。
さて、「木彫」の正しい読み方は「きぼり」と「もくちょう」の、どちらが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「木彫」の読み方は、「きぼり」と「もくちょう」の、どちらも正しいと言えます。
ただし、「もくちょう」の読みの方が一般的です。
また、先に疑問として示した点と関連してですが、「きぼり」を表記する際には、「木彫」よりも「木彫り」とするのが一般的です。
さらに、「木彫」は訓読み+訓読みでは「きほり」となりますが、これが「きぼり」となるのは、いわゆる発音を容易にするための「連濁」と言う読み方の変化です。
「木彫」の意味
「木彫」とは、「木材を彫って形や模様を作ることや、その彫ったもののこと」を意味する言葉です。
「木彫」の言葉の使い方や使われ方
・『彼の趣味は木彫ですが、すでに素人の域を超えたプロ並みの腕前です』
・『かつては、北海道土産としてはサケをくわえた熊の木彫が定番でした』
まとめ
「木彫」の読み方は、「きぼり」と「もくちょう」の、どちらも正しいと言えます。
ただし、「もくちょう」の読みの方が一般的です。
また、この「木彫」とは、「木材を彫って形や模様を作ることや、その彫ったもののこと」を意味する言葉です。