この記事では、「未曾有」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「未曾有」の正しい読み方は「みぞう」と「みぞうゆう」どちら
「未曾有」を構成する個別の漢字の読みをまず説明します。
「未」の漢字の音読みは「ミ」で訓読みは「いま(だ)・ひつじ」です。
次の「曾」の漢字は音読みが「ソウ・ ゾ」で訓読みは「かつ(て)」です。
そして最後の「有」の漢字は音読みが「ユウ・ ウ」で訓読みは「あ(る)」です。
従って、「みぞう」も「みぞうゆう」も三つの音読みを重ねた熟語と言え、どちらが正しいかを推察することは、この分析からは分かりません。
正しい読み方の結論
先に説明した様に、いずれの読みもありそうですが、結論としては、「みぞう」が正しい読みで、「みぞうゆう」は間違った読みです。
比較的、読み間違いの多い言葉であり、間違わぬよう正しく覚えたいものです。
「未曾有」の意味
「未曾有」とは「これまでに、まだ一度もないこと」を意味する言葉です。
これは訓読みを重ねて表現すれば、「未だ曾て有らず」と読むことが出来、先の意味となるのです。
「未曾有」の言葉の使い方や使われ方
・『アメリカの同時多発テロ事件は、未曽有の事件として、歴史に刻まれる事件でした』
・『国勢調査によれば、日本の人口減少は未曽有の水準となっており、将来の国力が懸念されます』
・『東日本大震災では津波にさらわれて、未曽有の行方不明者を出しました』
まとめ
「未曾有」の読みは、「みぞう」が正しい読みで、「みぞうゆう」は間違った読みです。
比較的、読み間違いの多い言葉なので、しっかり覚えておきたいものです。
また「未曾有」とは「これまでに、まだ一度もないこと」を意味する言葉です。