この記事では、「本懐」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「本懐」の正しい読み方
「本懐」の正しい読み方は「ほんかい」です。
「ほん・かい」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「本懐」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「本懐」は「もとかい」「ほんところ」「もとなつ」などと間違って読まれることがあります。
「本懐」について説明
「本懐」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「元々心に抱いていた望み」という意味です。
2つ目は「自分が本当に願っていること」という意味です。
「本懐」は名詞として「本懐を遂げる・遂げた」「本懐を果たす」などと使われます。
似た意味の言葉に「本望(ほんもう)」があり、こちらは「元から抱いていた願い、意志」という意味で、「本懐」と同じで、日常ではこちらが使われることが多くなります。
「本懐」は元々武士が主君の敵討ちをした時などに「本懐を遂げた」などと使われていた言葉で、堅苦しいイメージがあり、雰囲気を出すなど意図的に使われる言葉です。
「本懐」の言葉の由来
「本懐」は漢字の意味から成り立つ語です。
「本」は「もと」とも読み「草木の根や茎」から転じて「ものごとの根源」「中心となる部分」という意味、「懐」は「ふところ」とも読み「胸中にいつまでも思いをいだく」「なつかしむ」という意味、「本懐」で「ものごとの大元としていつまで胸中にいだく思い」になります。
語源は仏教用語の「出世本懐(しゅっせのほんがい)」という言葉です。
「出世」は「お釈迦様がこの世に現れること」という意味、「出世本懐」で「お釈迦様がこの世に現れた本当の目的」になります。
まとめ
今回は「本懐」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。