この記事では、「朱雀」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「朱雀」の正しい読み方は「しゅじゃ」と「すざく」どちら
「朱」という漢字は訓読みでは「あか」などと読み、音読みでは「しゅ」や「す」と読みます。
そして、「雀」という漢字は訓読みでは「すずめ」、音読みでは「じゃく」と読みます。
「朱雀」の場合、「朱」と「雀」両方を音読みにし、かつ「雀」の音を少し変化させて「すざく」と読むのが正しいです。
正しい読み方の結論
「朱雀」の正しい読み方は「すざく」になります。
「朱雀」の意味
「朱雀」とは「中国において四神や五獣の1つに数えられる伝説上の神獣」を意味します。
「朱雀」は「鳳凰」のような姿をした赤い鳥として描かれ、同じく神獣である「青龍」や「白虎」、「玄武」、「麒麟」と並んで神獣として扱われています。
「四神」や「五獣」で「朱雀」は南の方角を守護するとされ、司るイメージは「赤」(=朱色)や「火」です。
日本においても「朱雀」は馴染み深い言葉であり、条坊都市の宮城正面から南方に向かう道を「朱雀大路(すざくおおじ)」と呼んだり、宮城の南方にある正門を「朱雀門(すざくもん)」と呼ぶなど「南」に関連付けて使われていたようです。
ちなみに、「朱雀」の本場中国語での発音は「チューチュエ」となります。
「朱雀」の言葉の使い方や使われ方
・『飛鳥時代に造られたとされるキトラ古墳の壁画には、朱雀などの四神や十二支の絵が描かれている』
・『神鳥とされる朱雀と鳳凰は、同一視されることもあれば、別々のものとして扱われることもある』
まとめ
・「朱雀」の正しい読み方は「すざく」になります。
・「朱雀」とは「中国において四神や五獣の1つに数えられる伝説上の神獣」を意味します。