「東曇」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「東曇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「東曇」の正しい読み方は「しののめ」
「東曇」の正しい読み方は「しののめ」です。
「東曇」の読み方は複数の漢字の組み合わせに特定の読みを当てた熟字訓と呼ばれる読み方です。
「東」を「しの」と読み「曇」を「のめ」と読むのではなく「東曇」という熟語に対して「しののめ」という特別な専用の読み方が当てられています。
「東曇」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「東曇」のよくある間違った読み方として挙がるのが「とううん」「ひがしくも」です。
「東」には「東京」【とうきょう】「関東」【かんとう】など「とう」という読み方があるほか「東浦和」【東浦和】「大東」【おおひがし】など「ひがし」とも読みます。
「曇」は「雲海」【うんかい】「積乱雲」【せきらんうん】など「うん」と読みますが「雲間」【くもま】「黒雲」【くろくも】など「くも」とも読めます。
「東曇」は熟字訓で読む言葉なので「しののめ」以外は読み違いです。
ただし例外的に「とううん」と読む場合もあります。
「東曇」について説明
「東曇」とは、「明け方徐々に明るくなっていく東の空」を指す言葉です。
朝になって日が昇り東の空が段々と明るくなっていくさまを表します。
「とううん」と読む場合は「東に浮かぶ雲」を意味します。
「東曇」の言葉の由来
昔の家屋には明かり取りのため篠竹で編んだ「篠の目」と呼ばれる格子窓が取り付けられていました。
朝になり日が昇ると東の雲からのびる朝日が篠の目を通じて徐々に差してくることに由来して「東雲」と書いて「しののめ」と読むようになったとされています。
まとめ
「東曇」は知らないと読めない難読漢字なので、正しい読み方を覚えておきましょう。