この記事では、「梃子摺る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「梃子摺る」の正しい読み方は「てこずる」と「てこする」どちら
「梃子摺る」は「てこずる」と読みます。
この読み方は当て字になり、語源となる言葉を漢字にあてはめたものです。
「梃子摺る」の語源には以下の2つがあります。
1つ目は「梃子(てこ)」が語源という説です。
「梃子」とは、重い物を動かす時に使う棒状の道具で、支点を定めて、片方に力を加えることで、大きな力生じさせる働きがあります。
ところが、物が重すぎて梃子が動かず、ズレてしまったことから「梃子がずれる」「てこずる」になりました。
2つ目は、職人の手助けをする人を「手子(てこ)」と呼んだという説です。
手伝いの手をわずらわせることから「手子をわずらわせる」「てこずる」になりました。
なお、「てこする」という読み方はなく、誤りになります。
正しい読み方の結論
「梃子摺る」は「てこずる」と読みます。
「てこする」という読み方はありません。
「梃子摺る」の意味
「梃子摺る」の意味は以下の通りです。
1つ目は「取り扱いかね持て余す」という意味で、どうしたら良いか分からず困ることです。
2つめは「解決に手間取る」という意味で、ものごとが複雑で、簡単に進まない様子のことです。
「梃子摺る」の言葉の使い方や使われ方
「梃子摺る」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『子供の面倒を見るのに梃子摺る』
・『取引先との交渉に梃子摺る』
・『からまった紐をほどくのに梃子摺る』
まとめ
今回は「梃子摺る」の読み方について紹介しました。
「梃子摺る」は「てこずる」と読みます。
「てこする」は誤りですので、正しく使える様に覚えておきましょう。