この記事では、「検討」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「検討」の正しい読み方は「けんとう」と「けんうつ」どちら
「検討」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「検」の漢字の音読みは「ケン」で、訓読みは「しら(べる)・あらた(める)」です。
また、「討」の漢字の音読みは「トウ」で、訓読みは「う(つ)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「けんとう」と読めることが分かります。
また、音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、「けんうつ」と読める可能性があることも分かります。
しかし、残念ながら、この分析からはいずれが正しいかを判断することは出来ません。
さて、「検討」の正しい読み方は「けんとう」と「けんうつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「検討」の正しい読み方は「けんとう」で、「けんうつ」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊と言える重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいと言うことです。
また、「討」の漢字を「う(ち)」と読ませる熟語としては「仇討(あだうち)」や「討入(うちいり)」等がありますが、圧倒的に音読みの「とう」と読ませる熟語が多いと言えます。
「検討」の意味
「検討」とは「よく調べ考えることや、良いか悪いかを良く調べて考えること」を意味する言葉です。
「検討」の言葉の使い方や使われ方
・『何回、検討会を実施しても、結論を出して実行へと移行しなければ、問題解決にはなりません』
・『この意見には概ね賛成ですが、細かい点では問題もあり、しっかり検討して修正案をまとめたいと思っています』
まとめ
「検討」の正しい読み方は「けんとう」で、「けんうつ」と読むのは間違いです。
また、この「検討」とは「よく調べ考えることや、良いか悪いかを良く調べて考えること」を意味する言葉です。
