「模造」は何かをつくることを表す言葉です。
この言葉が表しているのはどのようにつくることで何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「模造」の正しい読み方と意味について解説します。
「模造」の正しい読み方は「もぞう」と「ぼぞう」どちら
「模造」という言葉の読み方として「もぞう」と「ぼぞう」の2つを思いつきます。
「もぞう」と「ぼぞう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「模造」の正しい読み方は「もぞう」です。
「模」には「模索」【もさく】「模範」【もはん】など「も」という読み方と、「小規模」【しょうきぼ】「計画規模」【けいかくきぼ】など「ぼ」という読み方があります。
「造」は「鍛造」【たんぞう】「製造」【せいぞう】など「ぞう」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせた「もぞう」と「ぼぞう」の2つのうち「模造」の正しい読み方は「もぞう」です。
「模造」の意味
「模造」とは、「本物に似せてつくること」を意味する言葉です。
「模造」の「模」には手本にするという意味があります。
本物を手本にし手本に近づくようにつくることを「模造」といいます。
色や形、手触りや使い心地など出来る限り本物に近づくようにつくる行為が「模造」であり本物そっくりにつくることそのものが目的です。
本物と全く同じ材料や製法を使用することもありますが異なる材料や製法で本物を再現するようにつくる行為も「模造」に当たります。
本物に似せてつくることだけが目的なので偽物をつくることを意味する「偽造」とは異なり悪意は含まれません。
「模造」の言葉の使い方や使われ方
・『本物そっくりに作られた模造真珠』
・『お芝居には真剣ではなく模造刀を使う』
・『本物は金庫に保管し模造品を飾る』
まとめ
「模造」は「もぞう」が正しい読み方で「ぼぞう」という読み方はありません。
悪い意味で使われがちですが言葉そのものにネガティブな意味合いは含まれていないので注意しましょう。