この記事では、「権能」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「権能」の正しい読み方は「けんのう」と「ごんのう」どちら
「権能」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「権」の漢字の音読みは「ケン・ゴン」で、訓読みは「いきお(い)・おもり・はか(る)・かり」です。
また、「能」の漢字の音読みは「ノウ・ドウ」で、訓読みは「あた(う)・よ(く)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「けんのう」とも「ごんのう」とも読めることが分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、全く判断できません。
さて、「権能」の正しい読み方は「けんのう」と「ごんのう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「権能」の正しい読み方は「けんのう」で、「ごんのう」と読むのは間違いです。
「権」の漢字を「ごん」と読ませる熟語としては、「権化(ごんげ)」や「権現(ごんげん)」等がありますが、「けん」と読ませる熟語が圧倒的に多いと言えます。
「権能」の意味
「権能」とは「法律上、権利を主張し、行使できる能力のこと、及びある物事をすることのできる資格のこと」を意味する言葉です。
「権能」の言葉の使い方や使われ方
・『憲法には、天皇陛下には国政に関する権能を有しないと規定されています』
・『この会社には副会長と言う役職があり、その権能もしっかりと定められています』
まとめ
「権能」の正しい読み方は「けんのう」で、「ごんのう」と読むのは間違いです。
また、この「権能」とは「法律上、権利を主張し、行使できる能力のこと、及びある物事をすることのできる資格のこと」を意味する言葉です。