この記事では、「欠伸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「欠伸」の正しい読み方は「くっしん」と「あくび」どちら
「欠伸」には2つの読み方があります。
1つ目は「けんしん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「欠」の音読みは「けつ・けん」、「伸」の音読みは「しん」になります。
2つ目は「あくび」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字「熟字」に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「くっしん」という読み方はしません。
正しい読み方の結論
「欠伸」は「けんしん」「あくび」と2つの読み方があり、意味はどちらも同じですが、使い方が違います。
「くっしん」とは読みません。
「欠伸」の意味
「欠伸」の意味は「眠い時や疲れた時などに、思わず大きく口を開いて深く息を吸い込み、吐き出す生理現象のこと」です。
中には身体を大きく伸ばしてリラックス効果を高めることもあります。
「あくび」の語源は平安時代に書かれた古典文学「枕草子」の一節にある「欠ぶ(あくぶ)」という言葉です。
「あくぶ」は「開く」と同じ語源で、「口を大きく開ける動作」のことです。
ここに身体を伸ばすという意味の「伸」を加えて「欠伸」と読む様になりました。
一般的には「あくび」が使われ、医学用語として「けんしん」が使われることが多くなります。
「欠伸」の言葉の使い方や使われ方
「欠伸」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『会議中に欠伸(あくび)をかみ殺す』
・『寝不足で欠伸(あくび)ばかりしている』
・『薬の副作用で欠伸(けんしん)が起きる』
まとめ
今回は「欠伸」の読み方について紹介しました。
「欠伸」は「くっしん」も「あくび」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。