この記事では、「残置物」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「残置物」の正しい読み方
「残置物」の正しい読み方は「ざんちぶつ」です。
「ざん・ち・ぶつ」全て音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「残置物」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「残置物」は「のこりおきもの」「ざんちょくぶつ」などと間違って読まれることがあります。
「残置物」について説明
「残置物」とは、「不動産用語で、「前の入居者が退去する際に、残していった私物のこと」です。
引越先で不用なもの、捨てるのにお金がかかるのでそのままおいて行ったもの、遺品など、様々な事情があり、具体的には「エアコン・冷蔵庫・ガスコンロ・給湯器」などがあります。
黙って私物を置いていかれた場合、家主はかってに処分できず、裁判所に申し立てるなどの手続きが必要になります。
似た様な意味の言葉に「残留物(ざんりゅうぶつ)」があり、不動産用語では同じ意味で使われますが、一般的には「他が変化してもなくならずに残っているもの」という意味で、ニュアンスが違います。
「残置物」の言葉の由来
「残置物」は漢字の意味から成り立つ語です。
「残」は「のこ(る)」とも読み「あとにのこる」「そこなう」という意味、「置」は「お(く)」とも読み「一定の場所に据える」という意味、「物」は「もの」とも読み「有形・無形で存在しているすべてのもの」という意味、「残置物」で「引越したあとに残ったままになっているもの」になります。
まとめ
今回は「残置物」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。