この記事では、「河内」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「河内」の正しい読み方は「かわち」と「こうち」
河は、河上や河口、河岸等の言葉を見れば理解出来る様に、訓読みでかわと読む事が可能な漢字です。
所が後ろの内の漢字は、訓読みでうちと読めるものの、ちという読みはありません。
これは日本語の熟字訓と呼ばれる特別な読み方によるもので、2字以上の漢字で構成される熟字に対して、訓読みが当てはめられているのです。
「河内」はそういった熟字訓により、かわちと読める事を覚えておく必要があります。
更に「河内」は、同じく熟字訓により、こうちと読む事も可能です。
「河内」の間違った読み方や間違いやすい読み方
河の漢字は訓読みで、かわと読む事が出来るし、内の漢字は内閣とか内容、内心といった言葉の様に音読みで、ないと読む事が出来ます。
お陰で「河内」の漢字を見た人の中には、訓読みと音読みを合体させて、かわないと読んでしまう人もいるのです。
確かに河の漢字をかわと読むのも、内の漢字をないと読むのも誤りではありませんが、「河内」という漢字表記に対して、その読みを繋げるのは間違いなので注意する必要があります。
「河内」について説明
「河内」はかわちと読めば、現在の大阪府南東部にあった旧国名の1つを表すのです。
こうちと読むと、川の流域の開けた平地を示します。
まとめ
河は訓読みでかわと読めるし、内は音読みでないと読める漢字です。
そのためそれら2つの漢字の読みを組み合わせて、「河内」をかわないと読んでしまう人もいたりします。
ですがかわないと読むのはシンプルに間違いで、「河内」は熟字訓という少し特殊な読み方で、かわちかこうちと読むのが正解です。
そんな「河内」は、かわちと読んだ場合には現在の大阪に存在していた旧国名を表し、こうちと読んだ場合には、川の流域の開けた平地を意味する言葉として使われています。