「治具」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「治具」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「治具」の正しい読み方は「じぐ」
「治具」の正しい読み方は「じぐ」です。
「治」には「治部」【じぶ】「療治」【りょうじ】など「じ」という読み方があります。
「具」は「具足」【ぐそく】「防具」【ぼうぐ】など「ぐ」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「じぐ」が「治具」の正しい読み方です。
「治具」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「治具」のよくある間違った読み方として挙がるのが「ちぐ」「じつぶさ」です。
「治」には「治安」【ちあん】「完治」【かんち】など「ち」という読み方があり「具」は一字で「つぶさ」と読みます。
どちらも「治具」の読み方には当てはまりません。
「治具」について説明
「治具」とは、「加工作業の際に加工対象が動かないよう固定する道具」を指す言葉です。
加工や組み立ての際に動かないよう固定するために使う固定具の総称です。
繊細な加工作業ではわずかなズレも許されません。
作業中に対象物が動いてズレてしまうと正確な場所に加工を施せず失敗してしまいます。
そのようなミスが起こらないよう部品や工具をしっかり固定して動かないようにする道具が「治具」です。
機械加工ではボルトなどを使用してがっちり固定する専用の「治具」を用いますが、手作業の加工で使うクランプなども「治具」の一種に含まれます。
「治具」の言葉の由来
部品や工具を固定するための道具を英語で「jig」といいます。
「治具」は英語の「jig」に漢字を当てたことに由来します。
まとめ
「治具」は工業系では広く知られている言葉です。
日常生活ではあまり使いませんが覚えておきましょう。