この記事では、「洒落込む」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「洒落込む」の正しい読み方は「しゃれこむ」と「めかしこむ」どちら
「洒落込む」において、「込む」はいずれの読みの場合にも「込」の訓読みの「こ(む)」となっているので、「洒落」を「しゃれ」と読むのか、「めかし」と読むのかの、いずれであるかを検証する必要があると言えます。
この検証のために、まず「洒落」の熟語を構成する個別の漢字の読みを確認します。
「洒」の漢字の音読みは「サイ・ セイ・ シャ・ セン・ ソン」と多くの読み方があり、訓読みは「すす(ぐ)・ そそ(ぐ)」です。
一方「落」の漢字は、音読みが「ラク」で、訓読みは「おち(る)」です。
個別の漢字の読みからは、「洒落」は「しゃらく」とは読めそうですが、「しゃれ」と読めるのかは分かりません。
しかし、それ以上に「めかし」や「めかす」とは、全く読めそうにありませんが、結論はどうなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「洒落込む」の正しい読み方は「しゃれこむ」で、「めかしこむ」の読みは、全くの間違いです。
ちなみに「洒落」の熟語の場合には「しゃれ」以外に「しゃらく」や「しゃら」と読む場合もあります。
それぞれ意味は読みより若干異なります。
ここで、「洒落込む」を間違って「めかしこむ」と読む理由としては、「服装や化粧などを洗練したものにすべく気を配ること」を「お洒落(おしゃれ)」と表現するので、そこから類推してのことだと思われます。
「洒落込む」の意味
「洒落込む」とは、「入念におしゃれをすること」また、「普段はしないような気の利いたことをすること」との二つの意味を持つ言葉です。
「洒落込む」の言葉の使い方や使われ方
・『初デートだからと、彼女はやたらと洒落込んで出かけました』
・『銀婚式の夜に、妻と洒落込んでフランス料理のフルコースを有名なレストランで頂きました』
まとめ
「洒落込む」の正しい読み方は「しゃれこむ」で、「めかしこむ」と読むのは、全くの間違いです。
この「洒落込む」とは、「入念におしゃれをすること」と「普段はしないような気の利いたことをすること」を意味する言葉です。