この記事では、「漆喰」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「漆喰」の正しい読み方は「しっくい」と「うるしぐい」どちら
「漆喰」の「漆」は、音読みで「シツ」、訓読みで「うるし」と読みます。
また「喰」は、音読みはなく、訓読みで「く(う)」、「く(らう)」と読むことができます。
「漆」を音読み、「喰」を訓読みで読むと、「しっくい」となります。
一方、どちらも訓読みにすると、「うるしぐい」と読めます。
正しい読み方の結論
「漆喰」は「しっくい」と読みます。
「しっくい」は「石灰(せっかい)」を唐音(とうおん・とういん)で読んだものです。
「漆喰」は「うるしぐい」ではなく、「しっくい」と読むようにしましょう。
「漆喰」の意味
「漆喰」とは、消石灰(水酸化カルシウム)に粘土、糸くず、ふのりなどを加えて水で練ったもので、壁を塗る建築材料として用いられています。
「漆喰」の「漆」は、「うるし」、「ウルシ科ウルシ属の落葉高木」などの意味があります。
また「喰」は、「くう」、「食べる」などを表しています。
そのため、漢字から見ると、「漆を食べる」のような意味になってしまいます。
実は「漆喰」の漢字は当て字なので、本来の意味とは異なっています。
「漆喰」は江戸時代頃から、「漆喰土」や「漆喰塗り」などとして用いられてきました。
「漆喰」の言葉の使い方や使われ方
・『室内の壁は漆喰塗りになっています』
・『この古い建物の天井には、漆喰絵があります』
・『家屋の壁は一面を白く漆喰仕上げにしてあります』
まとめ
「漆喰」は建物や建築で用いられる用語なので、普段はあまり馴染みがない場合もあるでしょう。
実際に「漆喰」の壁や天井絵などを見ることで、「漆喰」の用語や読み方も覚えやすくなるかもしれません。