「漸く」の読み方と意味とは?「しばらく」と「ようやく」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「漸く」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「漸く」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「漸く」の正しい読み方は「しばらく」と「ようやく」どちら

「漸く」「ようやく」と読み、訓読みになります。

訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。

「漸」の音読みは「ぜん・ざん」、訓読みは「ようや(く)・すす(む)・やや」です。

「しばらく」「暫く」と書き、全く別の語です。

正しい読み方の結論

「漸く」の正しい読み方は「ようやく」です。

「しばらく」とは読みません。

「漸く」の意味

「漸く」の意味は「ゆっくりと・おもむろに」「ものごとが段々進行してある状態になる様子」「苦労した末に目標達成できる様子」「長い間待ち望んでいたことがやっと実現する様子」です。

「ようやく」の語源は「ややく」という古語で、「だいぶ・ちょっと・いくらか」「しだいに・だんだんと。

・やがて」
という意味です。

「やうやく」に変化して、「ようやく」になりました。

「漸」という漢字は「水」を表す「さんずい」に、「刃物で切ること」を表す「斬」で構成された会意文字です。

「斧で大地を削って少しずつ水の流れを変えること」から転じて「ものごとを少しずつ進行させること」として使われています。

「漸く」の言葉の使い方や使われ方

「漸く」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『半年かかって漸く新商品完成のめどが立つ』
・『議論を重ねて漸く意見がまとまる』
・『さんざん迷った挙句漸く目的地にたどり着く』

まとめ

今回は「漸く」の読み方について紹介しました。

「漸く」の正しい読み方は「ようやく」で、「しばらく」とは読みません。

正しく読める様に覚えておきましょう。

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