にんべんに口天で「俣」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに口天で「俣」の読み方とは? 読み方

この記事では、「俣」の読み方を分かりやすく説明していきます。

にんべんに口天で「俣」の読み方

「俣」という漢字は訓読みでは「また」と読み、音読みでの用法はありません。

「俣」の意味や解説

「俣」には「また」「分かれ目」という意味が含まれています。

「俣」という漢字の成り立ちですが、まず横から見た人の象形である「にんべん」に人が口を開けている象形である「矣」を組み合わせ、「待つ」「期待して待つ」という意味を表す「俟」という国字が出来上がりました。

そして、その「俟」が後に変化して、「分かれているところ」という意味を表す「俣」となったのです。

「俣」の熟語での使い方や使われ方

・『二俣』【ふたまた】
「もとが1つでその先が2つに分かれていることやそのもの」「2つの目的を同時に遂げようとすること」「2つ同時に働きかけること」を意味する言葉です。

・『水俣病』【みなまたびょう】
「中枢神経に被害を及ぼし、手足のしびれや言語障害、目や耳の機能喪失、死亡を引き起こす有機水銀による中毒症」を意味する言葉です。

「俣」の地名での使われ方

・『相俣』【あいまた】
群馬県利根郡みなかみ町や静岡県静岡市葵区に所在する地名です。

・『荒俣』【あらまた】
山形県鶴岡市や富山県滑川市、富山県黒部市に所在する地名です。

・『市場町大俣』【いちばちょうおおまた】
徳島県阿波市に所在する地名です。

・『水俣市』【みなまたし】
熊本県に所在する地名です。

「俣」の名前での使われ方

・『熊俣』【くままた】
宮崎県に多く見られる日本の名字です。

・『木俣』【きまた】
愛知県や静岡県、東京都、神奈川県、埼玉県に多く見られる日本の名字です。

まとめ

「俣」は訓読みで「また」と読む漢字でした。

そして、「俣」には「また」「分かれ目」という意味が含まれています。

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