「火口」という言葉は火や炎に関連する言葉ですが、どのような意味があり何と読むのでしょうか。
今回は、「火口」の正しい読み方と意味について解説します。
「火口」の正しい読み方は「かこう」と「ひぐち」どちら
「火口」の読み方を漢字の読みから考えると「かこう」と「ひぐち」の2つが浮かびます。
「かこう」と「ひぐち」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「火口」の正しい読み方は「かこう」と「ひぐち」と「ほくち」の3つです。
「火」には「火炎」【かえん】「出火」【しゅっか】など「か」という読み方と「火花」【ひばな】「火元」【火元】など「ひ」という読み方に加え、「火先」【ほさき】「火筒」【ほづつ】など「ほ」という読み方があります。
「口」は「口外」【こうがい】「人口」【じんこう】など「こう」と読むほか、「間口」【まぐち】「出口」【でぐち】など「ぐち」や「口金」【くちがね】「軽口」【かるくち】など「ぐち」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「かこう」と「ひぐち」と「ほくち」の3つが「火口」の正しい読み方です。
「火口」の意味
「火口」を「かこう」と読む時の意味は「地中の溶岩が地表に噴出する穴」です。
一般的には火山の噴火口を指します。
「ひぐち」と読む時の意味は「火を点火するところ」で、火が燃え始める元となる場所を指します。
「ほくち」と読む時の意味は「火花など種火を燃やすための着火剤」です。
木くずや糸くずなど燃えやすい素材が用いられ、小さな火を燃え移らせて大きな炎にするのに使います。
「火口」の言葉の使い方や使われ方
・『噴火の恐れがあるので火口付近への立ち入りが禁止された』
・『マッチでかまどの火口に点火する』
・『火打石の火花がうまく火口に燃え移った』
まとめ
「火口」は「かこう」と「ひぐち」に加えて「ほくち」も正しい読み方です。
読み方によって意味が異なるので正しい読み方と意味をあわせて覚えておきましょう。