この記事では、「然り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「然り」の正しい読み方は「しかり」と「さり」どちら
「然」という漢字は訓読みでは「然(しか)り」や「然(さ)り」と読み、音読みでは「ぜん」や「ねん」と読みます。
したがって、「然り」は「しかり」とも「さり」とも読むことが可能です。
正しい読み方の結論
「然り」は「しかり」と「さり」両方の読み方を用いることができます。
「然り」の意味
「然(しか)り」とは、「そのようである」や「そうである」などの意味を表す言葉です。
「然(しか)り」は「そのように」や「さように」、「そのとおり」などの意味を表す副詞の「しか」と「あり」を組み合わせた「しかあり」の音が変化したものになります。
そして、「然(さ)り」も「然(しか)り」同じく「そうである」や「そのとおりである」などの意味を表す言葉です。
「然(さ)り」は副詞の「さ」と「あり」を組み合わせた「さあり」の音が変化したものになります。
「然」という漢字には「そのとおり」など肯定や同意を示す意味のほか、「しかし」や「しかして」、「しかるに」、「しからば」などの意味も含まれています。
「然り」の言葉の使い方や使われ方
・『何事も少なすぎると良くないが、多すぎると逆もまた然(しか)り』
・『彼はとても端正な顔立ちをしているが、妹である彼女もまた然(しか)り』
・『然(さ)りとは知らず、私は変更前のやり方のままで作業を進めてしまった』
まとめ
・「然り」は「しかり」と「さり」両方の読み方を用いることができます。
・「然(しか)り」と「然(さ)り」はどちらも「そのようである」や「そうである」などの意味を表す言葉です。