「熟知」という言葉はどのような意味を持ち何が正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「熟知」の正しい読み方と意味について解説します。
「熟知」の正しい読み方は「じゅくち」と「じゅち」どちら
「熟知」という言葉の読み方として思い当たるのは「じゅくち」と「じゅち」です。
「じゅくち」と「じゅち」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「熟知」の正しい読み方は「じゅくち」です。
「熟」は「熟慮」【じゅくりょ】「半熟」【はんじゅく】など「じゅく」と読みます。
「知」は「知識」【ちしき】「周知」【しゅうち】など「ち」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「じゅくち」が「熟知」の正しい読み方です。
「熟知」の意味
「熟知」とは、「特に詳しく知っていること」を意味する言葉です。
「熟知」の「熟」には「十分に」「深く」といった意味があります。
「熟知」とは物事について深く知っていて十分に知識があることを示す表現です。
一般的には物事について経験を重ねたり研究を続けたりなど手間と時間をかけて体得した深い知識を表し、表面的に物事を知っているのではなく人が知らないようなことや自分が発見した知識など深みのある実践的な知識を身につけているさまを「熟知」といいます。
ある程度奥が深い物事に対して用いる表現なので誰でも簡単に知識が身につくような簡単なことに対しては使いません。
「熟知」の言葉の使い方や使われ方
・『山について熟知しているガイドを雇う』
・『冬山の危険性については熟知している』
・『チームについて彼ほど熟知している人は他にいない』
まとめ
「熟知」の正しい読み方は「じゅくち」で「じゅち」とは読みません。
情報としての知識ではなく体得した知識や知恵に対して用いる表現なので言葉の意味と読み方を正しく理解して使いましょう。