この記事では、「物憂げ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「物憂げ」の正しい読み方
「物憂げ」の正しい読み方は「ものうげ」です。
「もの・うげ」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「物憂げ」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「物憂げ」は「ものゆうげ」「ぶつういげ」などと間違って読まれることがあります。
「物憂げ」について説明
「物憂げ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「何となく心が晴れず、重苦しく感じる様子」という意味です。
2つ目は「行動するのがだるくて面倒そうに見える様子」という意味です。
「物憂げ」は名詞・形容動詞として「物憂げだ・である」「物憂げな仕草」など使われます。
似た意味の言葉に「憂鬱(ゆううつ)」があり、こちらは「気持ちがふさいで、晴れないと実感すること」という意味で、しっかりと重苦しい感覚を持っている状態に使われます。
「物憂げ」の言葉の由来
「物憂げ」は漢字の意味から成り立つ語です。
「物」は形容詞や形容動詞の語幹に付き、「なんとなくそのような状態であるという意」の接頭辞、「憂げ」は形容詞「憂い」が体言化した言葉で@「自分の思うようにならないでつらい」「ある状態がわずらわしく、気が進まない」という意味、「物憂げ」で「何となくいつもと違ってつらい様子」「何となくわずらわしくて気が進まない様子」になります。
まとめ
今回は「物憂げ」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。