この記事では、「犬歯」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「犬歯」の正しい読み方は「けんし」
「犬歯」は「けんし」と読みます。
これは「犬」の音読み「ケン」と「歯」の音読み「シ」を組み合わせた読み方になります。
「犬歯」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「犬」は訓読みで「いぬ」、「歯」は訓読みで「は」と読みますが「犬歯」を「いぬは(いぬば)」と読むのは間違いです。
基本的に「犬歯」のように体の器官を表す名称は、音読みで読むものが多くなっています。
「永久歯(えいきゅうし)」「乳歯(にゅうし)」なども、やはり音読みです。
「犬歯」について説明
「犬歯」は歯の部位を表す名称で、前歯の中央にある「切歯」の隣にある、長くてとがった形をした歯を指します。
動物で言う「牙(きば)」のことです。
上顎と下顎の側切歯の左右に1本ずつ生え、数は合計4本となります。
また、正中(真正面)から順に数えて3番目にあるため、上顎、下顎の「犬歯」はそれぞれ「上顎三番/下顎三番」とも呼ばれます。
この歯にはものを食べる際に噛み切る役割があり、そしゃくに欠かせないことから他の歯に比べて抜けにくい、という特徴があります。
特に、肉食動物は肉に噛みつき引き裂くために「犬歯」が欠かせません。
一方、うさぎのように植物しか食べない動物は、ほかの歯が発達していて「犬歯」はありません。
なお「犬歯」という名称は「犬の歯」と書く通り、犬が持つ歯に由来しています。
犬は牙が大きく、犬が持つ歯の印象が強いことからその名がつけられています。
また、裁縫をする時に糸を噛み切る時に使うことからも「糸切り歯」と呼ばれます。
まとめ
「犬歯」は「けんし」と読みます。
いわゆる牙、糸切り歯のことです。
「いぬは、いぬば」と読まないように注意しましょう。