この記事では、「独楽」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「独楽」の正しい読み方は「どくらく」と「こま」どちら
「独」という漢字は訓読みでは「独(ひと)り」と読み、音読みでは「どく」と読みます。
そして、「楽」は訓読みでは「楽(たの)しい」と読み、音読みでは「らく」や「がく」と読む漢字です。
「独楽」の場合、2つの読み方があり、それぞれ指し示す意味が異なります。
1つ目は「独」と「楽」それぞれに音読みを当てた「どくらく」という読み方であり、そして、もう1つが「こま」という読み方です。
「独楽」と書いて「こま」と言われてもシックリ来ない方が多いのではないでしょうか?
では、なぜ「独楽」と書いて「こま」と読むのかというと、これには漢字本来が持つ読み「熟字訓」と呼ばれる「当て字」の用法で読みが当てられているからです。
正しい読み方の結論
「独楽」は「どくらく」とも「こま」とも読むことができ、どちらの読み方を用いるかで指し示す意味が異なります。
「独楽」の意味
「独楽(どくらく)」は「独りで楽しむことやその様」という意味を指す言葉です。
そして、「独楽(こま)」は「糸巻きゴマ」や「ひねりゴマ」のように回転させて遊ぶ玩具のことを指し、古くは「こまつぶり」や「つむくり」とも呼ばれていました。
「独楽」の言葉の使い方や使われ方
・(どくらくとして用いる場合)『一人旅やひとりカラオケは独楽(どくらく)な趣味と言える』
・(こまとして用いる場合)『昔は子供たちが独楽(こま)で遊ぶのが正月の1つの風物詩だった』
まとめ
・「独楽」は「どくらく」とも「こま」とも読むことができ、どちらの読み方を用いるかで指し示す意味が異なります。
・「独楽(どくらく)」は「独りで楽しむことやその様」という意味の言葉です。
・「独楽(こま)」は回転させて遊ぶ玩具のことです。