この記事では、「田楽」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「田楽」の正しい読み方は「でんらく」と「でんがく」どちら
熟語の読みを検証するために、最初に「田楽」を構成する漢字の個別の読み方について説明します。
「田」の漢字の音読みは「デン」で、訓読みは「た」です。
また「楽」の漢字の音読みは「ガク・ラク 」で、訓読みは「たの(しい)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋ぐと「でんらく」または「でんがく」と読めることが分かります。
しかし、どちらの読みが正しいのは、分かりません。
それでは、正しい読みは「でんらく」と「でんがく」のどちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「田楽」の正しい読み方は「でんがく」で、「でんらく」と読むのは間違いです。
「楽」の漢字が後ろに付く二字熟語で、「らく」と読む熟語としては「快楽」「娯楽」「行楽」「安楽」等が挙げられ、一方で「がく」と読む熟語としては「音楽」「器楽」「能楽」「声楽」等が挙げられます。
これから、音楽関連の熟語では「がく」と読ませ、その他の楽しむことがらに対しては「らく」と読ませる傾向があるように思われます。
「田楽」の意味
「田楽」とは、「民俗芸能で、田遊びや田植え踊りなど田に関する芸能の総称のこと」を意味する言葉です。
また「田楽豆腐」を略して「田楽」と表現することもあります。
「田楽」の言葉の使い方や使われ方
・『この地方では、田植え踊りの田楽が伝承されており、現在も毎年この行事が行われています』
・『田楽と言えば、田楽豆腐のことを思い起こす人が多く、民俗芸能の一種の意味があることを知らない人が多い』
まとめ
「田楽」の正しい読み方は「でんがく」で、「でんらく」と読むのは間違いです。
また、この「田楽」とは、「民俗芸能で、田遊びや田植え踊りなど田に関する芸能の総称のこと」を意味する言葉です。