「異人」は童謡の歌詞にも登場する言葉ですが、具体的にどのような人に対して使う言葉でどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「異人」の正しい読み方と意味について解説します。
「異人」の正しい読み方は「いじん」と「いにん」どちら
「異人」という言葉の読み方としては「いじん」と「いにん」の2つが考えられます。
「いじん」と「いにん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「異人」の正しい読み方は「いじん」です。
には「異物」【いぶつ】「怪異」【かいい】など「い」と読みます。
「人」は「人類」【じんるい】「怪人」【かいじん】など「じん」と読むほか、「人情」【にんじょう】「善人」【ぜんにん】など「にん」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせたてできる「いじん」と「いにん」のうち「異人」の正しい読み方は「いじん」です。
「異人」の意味
「異人」とは、「他の人」を意味し特に「外国の人」の意味で使われる言葉です。
自分が所属する共同体に所属していない他の人を表し、特に外国人のことを指す古い言い方です。
1922年に野口雨情が作詞した童謡「赤い靴」にも登場する言葉で、日本人ではない異国の人という意味で使われています。
現代では外国人を刺す意味で使うことはほとんどなく「別人」や「他人」と同じような意味合いで使われる表現です。
「異人」の言葉の使い方や使われ方
・『異人さんに連れられて行ってしまった』
・『明治初期の横浜では異人排斥運動が起きていた』
・『名前は同じだが同名異人の別人だ』
まとめ
「異人」の正しい読み方は「いじん」で「いにん」は誤った読み方です。
複数の意味を持つ言葉なので文脈に合わせて正しく使いましょう。